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10年目のご褒美
今年の7月で開業して10年になりました。
途中、手術で入院したり交通事故でケガをすることもありましたが、特別な休業期間を取ることなく、何とか無事に10年間クリニックを運営することができたことに、心からほっとしています。
勤務医時代は転勤が当たり前ですし、約半年間の産休も取りましたし、学会や休暇、体調不良で休む時にほかの先生にフォローしていただいたこともありました。しかし、開業医は基本的に一人で運営しています。自分が治療導入した患者さんと生涯お付き合いしていく心構えですし、お薬を処方したからには、その方のお薬がなくなったときに病院が突然閉院していた、、、では困ります。メンタルクリニックの初診はどの病院も予約に時間がかかるため、その場合、患者さんは途方に暮れることになります。もちろん、生身の人間ですので誰しも心筋梗塞や脳梗塞、交通事故といった避けられない状況に遭遇することはあり得ますが。
そんなプレッシャーのお陰でしょうか、めったに風邪を引くことがなくなり、体調を崩しても休日で何とか回復するようになったのは有難いです。同時に、一緒に働いてくれているスタッフ達が、良好な健康状態を保ち、安定した仕事ぶりを発揮してくれるのは、本当に本当に有難いことです。

今回、10年を記念して一粒真珠のネックレスを買おうと思いました。いわゆる、女性の大好きな「自分へのご褒美」ですね(笑)。真珠は、貝が自分の身の内に混入した異物に耐え、葛藤した結果の結晶だそうです。それを知ってから、何と愛おしい宝石だろうと思っていましたが、元々アクセサリーを買う習慣がほとんどないので、手にする機会がありませんでした。ですが、今回が思い切るチャンスとばかり、ネットで物色。
しかし、物色と購入する決心に時間がかかり、気が付けば、9月に。
そして、、、今年は大きな台風が、来ましたね。
台風24号の日、平常通り診療していましたが、午後、予想しないことが起きました。強風で正面玄関のガラスドアが開きすぎて大きく変形して閉じることができなくなり、建物にもヒビを入れてしまったのです。
後日、一粒真珠の十倍以上の費用でドアの交換と建物の修繕をすることになりました。
新しいドアへの交換工事が終了し、職人さんの車に積み込まれていくドアを見ながら、しんみりした気持ちになりました。10年間、通院された方々の人生の時間がそこを通過し、日々、私と苦楽を共にしてくれたドアです。「お疲れ様。頑張ってくれたのにこんな痛い目に合わせてごめんね。ありがとう」と、ライトバンの中で静かに横たわっているドアにそっと触れて挨拶。そして、正面玄関で光を受けている新しいドアに、「あなたと共に初心に帰って頑張りますのでよろしくお願いします」と挨拶。

自分へのご褒美真珠は20年目に延期にしました。
台風によるやむを得ずの交換でしたが、一粒の真珠を得るよりも、私にとってもっと大切な気持ちを持たせてくれた、そんな10年目のご褒美でした。



お願い;一旦回復されて定期的な通院が終了されていた方の中で、数年ぶりに不調をきたして来院していただく方が、開院10年経過したことにより増えています。その際は、しっかり状況をお聞きするために初診時と同じお時間を用意してお待ちしたいと思いますので、ご予約のお電話で、数年ぶりの受診である旨を受付にお伝えください。
尚、数年ぶりの受診でも、大きく状況は変わっておらず以前と同じ頓用のお薬を少しもらうだけで良いので通常の再診の診察で十分と思われる方は、以前通りに希望時間に予約を取っていただくだけで大丈夫です。
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