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働いていただいているということ
この仕事をしていると、ほんっとうに様々な仕事の方のお話を聞かせて頂きます。以前、三重県で働いていた頃は、農業・漁業・林業の方ともたくさんお会いしました。名古屋に来てからは、役所、先生、内装業、工場、スーパー、ファミリーレストラン、設計、電車の駅員さん、コピーライター、演奏家、建設業、宅急便、新聞配達、看護師、タクシー、医師、事務職、営業などなど(さん、〜の方を略しています)・・・。いつもできるだけ、患者さんのお仕事を詳しく聞いて、その方が働いている様子を思い浮かべます。私の仕事の内容は、受診したことの無い人でも、何となく想像できると思います。話して、薬出すのかな?なんてイメージでしょうか。催眠術かけれますかときかれることがありますが、残念ながら、それはできません。しかし、社会には仕事の内容が想像しにくい職種がたくさんあります。お話をきいていて、最初は、分かりにくいのですが、徐々に分かってくると、あー私の生活のこういうところで役立ってもらっている仕事だー。と思うことがあります。そして、ほとんどの方の仕事が、何らかの形で、私の生活を支えてくれていることが分かります。メンタルクリニックですから、皆さん、お仕事の悩みや、疲れを話されるわけです。もちろん、人は生活のために働いているのですが、その人達の仕事上の苦労を聞いていると、働いていただいていることに心から感謝を感じることがしばしばあります。例えば身近なところでは、宅配便の配達員さん。重い荷物を持ってマンションの上の方まで来てくれます。でもクリニックにいる私は昼間は不在。またその重い物を持って車に戻り、その後帰宅して不在票を見た私が、家から電話をしただけで、再び持って来てくれます。少し遠いところでは、飛行機製造の技術者さん。わずかなミスが人命に関わることや、作業の失敗によって莫大なコストがかかってしまうという重圧の中、不規則勤務をこなしているのです。そういう人達のおかげで、私達は、あんな大きな鉄の塊に乗って、平気で遠くに行くことができるわけです。働く意欲を継続させるのに必要なものって何でしょう。もちろんお金。これがないと生きていけません。しかし、お金だけでは、その仕事を続けていこうという心は折れてしまいます。誰かの役に立っているという感覚が、その人を力づけるのではないでしょうか。そして、仕事の形態によっては感じにくいかもしれませんが、仕事をしている以上、何らかの形で誰かの役に立っていると思います。私は、働いている人と自分が関わったら、ありがとうをどんどん言うようにしています。レジでお金を払う時、バスを降りる時、飲食店で店員さんがお水をくんでくれたとき・・・などなど。外来診療をしていく中で、いろんな方の仕事の苦労話を聞けば聞くほど、社会で働いている人達がいとおしく、ありがたい存在に思えてくるのです。
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THE BIG ISSUEについて
今日は、家族を駅まで送るために、久々に名古屋駅に行きました。名駅や栄に行くと、私は必ず探す人がいます。それは、ビッグイシューという雑誌の販売員の方です。この雑誌は、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として、1991年英国ロンドンで始まりました。雑誌販売者の方は、現在ホームレスかあるいは自分の住まいを持たないかたです。最初、販売者の方は雑誌10冊を無料で受け取り、その売り上げ3000円を元手に、以後は140円で仕入れ、300円で販売します。販売員の方は、基本的にはいつも同じ場所に同じ方がみえます。どんな季節でも、屋根のない路上で、礼儀正しく、心をこめて雑誌を売って下さいます。この雑誌は、本屋さんには売っていません。そして、内容がとても幅広く、考えさせられます。環境問題、戦争、ワーキングプア、海外の歌手や俳優さんのインタビューなど。いわゆる一般の雑誌のように、売れるために誇張した表現をすることもありません。事実をまっすぐに、でも愛情を持って伝えてくれています。この雑誌を読むと、私は、地に足が着く気がするのです。物欲まるだしのファッション雑誌もいいけれど、生きるってことは、物を買ったり飾ったり見せたり・・・ではなくて、感じて、考えて、悩んで、ちょっと嬉しくなって、ちょっとずつ頑張って・・・ってことだよねと。そして、雑誌の内容以上に販売員の方に力をもらっていると思います。私が名駅や栄に行くのは頻繁ではありますん。でも、いつもの場所に同じ笑顔でいて下さると、自分も頑張らなければと思います。もちろん、頑張られた結果としてビッグイッシューを卒業されるかたもあると思いますが。今日も、デパートを10分ほどうろうろしただけで、多くの物と人にへとへとになった私を癒してくれたのは販売員の方の笑顔でした。THE BIG ISSUEという看板を見かけたら、興味のある方、是非!私の、大切な雑誌です。
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新聞記事より
読売新聞に医療ルネサンスというシリーズがあります。様々な診療科の疾患について、最新の情報を一般の方に分かりやすく解説しています。10月3日までは、最近のうつ病事情について取り上げていました。詳しい記事の内容は、読売新聞・医療ルネサンスで検索して読んでいただくのが良いと思いますが、うつ病にも幾つかのタイプがあること、タイプごとに治療法が異なること、それらを適切に判断して治療を進めていく必要があることなどが書かれていました。特に、最近増えている非定型うつ病について、休養したほうが良いとは限らないという点は、これまでのうつ病治療イコール休養という考え方とは大きく異なる点だと思います。非定型うつ病に限らず、休養(仕事を休み、自宅療養するという意味、特に数か月に、わたる長期の単位で)をとるか否かの判断は、患者さんとよく話をしながら慎重に決定する必要があると私も感じます。ただ「仕事を休んで下さい」ではなく、今の環境で、生活や仕事の仕方、考え方において工夫できるところはないかを患者さんと一緒に考えることができればと思います。しかし、メランコリー型うつ病では、症状によって、初診から早い段階で休養を必要とすることもあり、その判断は非常に難しいところです。患者さんとの対話が大切。と、改めて感じている今日この頃です。
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寂しいです・・・
休みの日のお昼ご飯は家族でスガキヤ!という東海人は少なくない筈です。
今日のお昼の私も、迷うことなくスガキヤを思いつきました。いつも行っているスガキヤを家族に提案すると、全員賛成とのこと。そしてお店に到着。注文を済ませ、席に座り、ぼんやりレジ周辺を眺めていた時です。「9月23日で閉店します。これからは〜店をご利用ください」という張り紙!!!。もちろんスガキヤは他の所にもあります。でも、そのお店は特別なんです。ショッピングセンターに入っているのではなく、路面店で落ち着いた雰囲気。そして、お店の方が(皆さんとても勤務歴が長い気がします)とてもきちんとしていて感じが良いんです。味も、他のスガキヤより美味しかったんです!。私は子供の頃からお世話になり、今では娘も一緒にお世話になっていました。本当に寂しいですが、お店の方にお礼を伝えることができて良かったです。どんな別れも、別れの作業がなくては心の整理ができませんから。
スガキヤ上社店の皆さんとお店さん、長い間お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
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思い出って?
夏祭りの金魚すくいですくった金魚さんたちが、水槽の中をくるくると泳いでいるのを見ていて、子供の頃を思い出しました。当時、私は保育園児だったと思います。住んでいた家、生活の状況(両親が自営で商売をしていたので、我が家は常に大忙しでした)、忙しいのに金魚の世話をしてくれた父、倹約家なのに金魚の餌や水槽の付属品には気前の良かった母。普段は決して思い出すことのない思い出です。人は、心の中に小さなアルバムを持っていて、ふとした時に、その中の1ページを開きます。もちろん、良い思い出も、思い出したくないような悪い思い出もあります。思い出は自然に思い出されるようで、実はページを選んでいるのは自分自身かもしれません。今直面している状況がさほど苦しくなく、自分の心が穏やかであれば、静かな温かい思い出を。何だかやることがうまくいかない時は、その原因にしたくなるような思い出を。自分を奮い立たせたい時は、苦しかったけれど頑張った思い出を。どんな思い出も自分の大切なものだと、愛おしく思えたら、開くページと、ページを開けている時間の長さを無理なく調節できるようになるのではないかなー・・・と。
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開院して1か月
開院の7月14日から一か月経ちました。
開業は、メンタルクリニックというものが、世の中にほとんど存在しなかった、高校2年生の頃からの夢です。しかし、開業そのものが夢ではないのです。誰でも気軽にかかることができるクリニックで、そのクリニックは、ほっとできる場所であること。そして、何よりも症状を改善させることができなくては意味がありません。患者さんが悩みを話し、私が聴く,患者さんが症状を訴え、私がその方に合ったお薬を考える。そのどちらにも、謙虚な気持ちと日々の勉強が必要です。・・・と自分に言い聞かせつつ、一か月経過したことをスタッフと労い合いました。


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ブログをはじめました
愛知県長久手にある「長久手メンタルクリニック」の院長がお送りするブログです。
日々のつぶやきや、医院のお知らせ、または医療情報などもお伝えしていきたいと
思っていますので、よろしければのぞきにきてください。
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