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広島旅行
ブログを読んで下さっている患者さんから、「グルメや旅行のことも書いてみて下さい!」と言っていただくことがよくあります。「そうですね〜。そういうのも書いてみますね〜」というものの、ブログに載せるほど珍しいものを食べていませんし、旅行は休みがないので、全くといっていい程最近は行っていません・・・。が、先日、広島へ娘と行ってきました。一泊とはいえ、かなり久しぶりの旅行でした。

なぜ広島か?。娘がやっていた国語の教材の中に、広島の原爆のことが書かれていたからです。教材を終えた後に、娘から沢山質問されました。戦争って何?原爆って空襲とどう違うの?テレビで見たことある原爆ドームって、どうしてあんな形なの?このお話みたいに、広島の人はみんな大変だったの?亡くならなかった人もいたの?など。
今までの自分の知識で答えたものの、問われてみれば、自分も正確に理解していない。そもそも、学校の勉強以上の知識がありません。そこで、二人で図書館へ行き、原爆についての本を何冊か借りました。
私は、大人向けの本を読んで、歴史的・科学的なことも含めて学び、娘は、子供向けの原爆体験を、衝撃を受けながら読みました。

そして、広島に行ってきました。車両・職員ともに大きな被害を受けながら、被爆後3日で復旧したという路面電車に、感慨深く揺られながら、平和公園に到着しました。私は、大学生の時にも資料館を含めて訪問していますが、今回は自分なりに学習してから行ったため、考えさせられることが多かったように思います。
被爆者の方々の手記を多く読んだこともあり、平和公園全体が、お墓のように思え、その上を歩くことも、そこで笑顔をつくることも憚られるような気がしました。そして、生きて、その地面の上に立っている自分という存在を強く意識しました。
これから広島に行く予定のある方は、是非、しっかりと学習してから行かれることをお勧めします。
 
普段の診療の中では、日常的に「死」をテーマとして扱っています。しかし、今回ほど、死ぬこと、生きること、健康であること、そして、平和であることを考えさせられたことはなかったように思います。 「私、平和ぼけしていたかもしれない」と反省してからは、日常の愚痴や不満がどこかに飛んでいった気がします。 (今のところは。。。ですが。)
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試験って嫌ですね

 2月は、様々な職種の国家試験がありますね。私のところにも、そんな受験生さんの受診が増えています。ほとんどの方の受診の理由は不眠。もちろん不眠は、薬物治療だけでなく、生活の工夫が重要ですが、もう試験はすぐそこという時期。ゆっくりぬるめのお湯に浸かったり、アロマをしたり・・・なんて悠長なこと言ってられないのでは。と経験者としては感じます。
受験生の方のお話を伺う度、自分の試験のツラーい経験が、つい最近のことのように思い出されます。
 大学4年生の進級試験の時、1週間ほどの試験期間の2日目から不眠と異常な不安感を認めました。それまできちんと勉強をして、準備していたはずなのに、集中してノートを見ることすらできず、自分の視野が狭くなり、死が頭をよぎりました。なぜか、右の手首の血管がとても痛くて、ペンが持てませんでした。その時、リーゼという抗不安薬を一錠服用し、数時間深く眠れたおかげで、私は死なずに済んだのではないかと思います。
 国家試験の前日は、慣れない宿泊施設と緊張から、全く寝付けず、冷蔵庫の中のアルコールを大量に飲みましたが、お酒に強かった私は、全く酔うことも寝ることもできず。不眠の恐怖と夜の闇に押しつぶされそうで、でも泣くにも泣けず。
 冷静になれば、進級試験の時は、とにかく落ち着いて毎日の試験日程をこなし、落とした学科は再試で頑張ろうくらいに考えることができたし、国家試験の時も、少々眠れなかったからといってそれまで覚えたことを全て忘れる訳はなく、眠れないならその時間勉強ができるからラッキーくらいに考えることができたかもしれません。しかし、試験数週前からの不眠や緊張、疲労がピークに達した、試験前日や当日、そのような冷静さを持つことは困難でした。ここぞという時、眠れないのは本当に辛いです。
 今でも夢に見るほど、とても辛い経験でしたが、これらの経験をして、やはり精神科医になろうと決意できたことは、本当によかったと思います。
 受験生の方が診察を終えて、退室する時。その背中に心の中で声をかけ、祈るような気持ちです。
「辛いけどあと少しだよ。そして、試験の前日も眠れますように」と。
 
 

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最近嬉しかったこと
 とてもお久しぶりです・・・。通院されている患者さんの皆さんに「先生のブログ読んでますよ」「次を楽しみにしてます」と応援していただいていたにも関わらず、ずーっと書けずにいました。
その間に、開院して一年を経過し、私自身誕生日を迎えて35歳になり、すっかり秋になりました。今、窓の外では秋の虫さん達の声がしています。
 前回のブログを書いた頃から、診療について、自分自身について、悩み、考えることがあり、とても文章を書く気持ちになれませんでした。
 そして、もやもやと考えていたことの結論が自分の中でまとまり、その結論に基づいて毎日を過ごしていた頃のことです。
 以前から通院されている患者さんが、受付で次回の予約を終え、帰られる時に「このクリニックを出る時、いつもほんわかした気持ちになって、また頑張ろうと思える」と、スタッフにおっしゃってくださったそうです。それをスタッフから聞いた時、本当に嬉しい気持ちでした。そんな風に感じてもらえるメンタルクリニックをつくりたいと思い、必死で仕事の経験を積み上げ、開業の準備をこつこつやってきました。しかし、一年経過して、患者さんの人数も増えてきている中で、患者さんに、当初自分が感じて欲しいと思っていた通りに感じてもらえているのか、少し心配があったからです。
 私は、患者さんのカルテの内容をほとんど全てに近いくらい、頭のなかに入れています。カルテのお名前をお呼びして、私の前に座っていただき、こんにちはと言いながらお顔を見た瞬間に、カルテを開かなくても、その方が初診の時にいらっしゃった様子、今までの病気の経過、家族のこと(お聞きしていれば飼っているペットのことまで)、前回の診察の内容をすーっと思い出します。紙のカルテにいつもたくさん書きますが、それ以上に、患者さんとお話した内容が自分の頭に入っている感覚です。これは、1〜2回で診療を中止となり、半年以上後にお会いした場合も同じです。そんな診療スタイルですから、私の頭が一日でこなせる仕事の量は限られているのかもしれません。このスタイルを継続できるペースが、最善の診療をさせていただける自分のペースだということが、私がこのところ悩んで出した結論でした。そして、その結論を軸にして「ほっとできるクリニック」を継続させるために、35歳の一年を毎日丁寧に過ごしていこうと決意して2ヶ月程経過した頃、患者さんにそのようなお言葉を頂き、とても嬉しかったです。
 本当に、嬉しいことでした。
 
 
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あー疲れる・・・
本屋さんで雑誌を立ち読みしていて、どーっと疲れてしまいました。自分の年齢から、私が開くのは、30、40代向けの雑誌です。どの雑誌にも、有名人のインタビューが載っています。中には、読者モデル?なんでしょうか、一般の方も。もちろん、雑誌ですから、全てが本当とは思いません。でも、どの雑誌においても、どの記事においても、綺麗で、おしゃれで、社会的に立派なご主人を持ち、自分までも社会的に活躍して、おまけに、子供は複数。そんな経歴を紹介した女性が、完璧なファッションに身をまとい、にっこりしています。仕事も家事も子育ても両立して楽しんでやっていまーす。妻としても可愛いでーす・・・と。ふうーん、そんな器用に?全部自分でできるの?楽しくない時もあるでしょ?イライラしないのかなぁ?なんて気持ちで読んでしまう私は、いじわる女でしょうか。何せ、仕事以外は、私ができていないことばかりなので・・・。こんな風に立ち読みをしながら、ぶつぶつ怒ってしまうのには理由があります。スーパーウーマンを目指して疲れきってしまい、心身のバランスを崩してメンタルクリニックを受診される女性が非常に多いのです。「幼稚園前のお子さんを家で一人で育児していたら、大変ですから、イライラすることもあるんですよ」「仕事していたら、家事や育児は誰かに助けてもらわないと」「家事を毎日きちんとやったら、疲れて当然ですよ」そんな風に私が言うと、皆さん目を丸くして、「他の人はもっと元気に、綺麗にして頑張れているのに」と。他の人って誰?と日々疑問に思っていた私は、雑誌の中にいた「他の人」を思わず睨んでしまったのです。という私も、スーパーウーマンを目指して挫折した一女性。「自分の体と相談して、ぼちぼちで」と患者さんに話しながら、実は自分に言い聞かせているのかもしれません。
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働いていただいているということ
この仕事をしていると、ほんっとうに様々な仕事の方のお話を聞かせて頂きます。以前、三重県で働いていた頃は、農業・漁業・林業の方ともたくさんお会いしました。名古屋に来てからは、役所、先生、内装業、工場、スーパー、ファミリーレストラン、設計、電車の駅員さん、コピーライター、演奏家、建設業、宅急便、新聞配達、看護師、タクシー、医師、事務職、営業などなど(さん、〜の方を略しています)・・・。いつもできるだけ、患者さんのお仕事を詳しく聞いて、その方が働いている様子を思い浮かべます。私の仕事の内容は、受診したことの無い人でも、何となく想像できると思います。話して、薬出すのかな?なんてイメージでしょうか。催眠術かけれますかときかれることがありますが、残念ながら、それはできません。しかし、社会には仕事の内容が想像しにくい職種がたくさんあります。お話をきいていて、最初は、分かりにくいのですが、徐々に分かってくると、あー私の生活のこういうところで役立ってもらっている仕事だー。と思うことがあります。そして、ほとんどの方の仕事が、何らかの形で、私の生活を支えてくれていることが分かります。メンタルクリニックですから、皆さん、お仕事の悩みや、疲れを話されるわけです。もちろん、人は生活のために働いているのですが、その人達の仕事上の苦労を聞いていると、働いていただいていることに心から感謝を感じることがしばしばあります。例えば身近なところでは、宅配便の配達員さん。重い荷物を持ってマンションの上の方まで来てくれます。でもクリニックにいる私は昼間は不在。またその重い物を持って車に戻り、その後帰宅して不在票を見た私が、家から電話をしただけで、再び持って来てくれます。少し遠いところでは、飛行機製造の技術者さん。わずかなミスが人命に関わることや、作業の失敗によって莫大なコストがかかってしまうという重圧の中、不規則勤務をこなしているのです。そういう人達のおかげで、私達は、あんな大きな鉄の塊に乗って、平気で遠くに行くことができるわけです。働く意欲を継続させるのに必要なものって何でしょう。もちろんお金。これがないと生きていけません。しかし、お金だけでは、その仕事を続けていこうという心は折れてしまいます。誰かの役に立っているという感覚が、その人を力づけるのではないでしょうか。そして、仕事の形態によっては感じにくいかもしれませんが、仕事をしている以上、何らかの形で誰かの役に立っていると思います。私は、働いている人と自分が関わったら、ありがとうをどんどん言うようにしています。レジでお金を払う時、バスを降りる時、飲食店で店員さんがお水をくんでくれたとき・・・などなど。外来診療をしていく中で、いろんな方の仕事の苦労話を聞けば聞くほど、社会で働いている人達がいとおしく、ありがたい存在に思えてくるのです。
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THE BIG ISSUEについて
今日は、家族を駅まで送るために、久々に名古屋駅に行きました。名駅や栄に行くと、私は必ず探す人がいます。それは、ビッグイシューという雑誌の販売員の方です。この雑誌は、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として、1991年英国ロンドンで始まりました。雑誌販売者の方は、現在ホームレスかあるいは自分の住まいを持たないかたです。最初、販売者の方は雑誌10冊を無料で受け取り、その売り上げ3000円を元手に、以後は140円で仕入れ、300円で販売します。販売員の方は、基本的にはいつも同じ場所に同じ方がみえます。どんな季節でも、屋根のない路上で、礼儀正しく、心をこめて雑誌を売って下さいます。この雑誌は、本屋さんには売っていません。そして、内容がとても幅広く、考えさせられます。環境問題、戦争、ワーキングプア、海外の歌手や俳優さんのインタビューなど。いわゆる一般の雑誌のように、売れるために誇張した表現をすることもありません。事実をまっすぐに、でも愛情を持って伝えてくれています。この雑誌を読むと、私は、地に足が着く気がするのです。物欲まるだしのファッション雑誌もいいけれど、生きるってことは、物を買ったり飾ったり見せたり・・・ではなくて、感じて、考えて、悩んで、ちょっと嬉しくなって、ちょっとずつ頑張って・・・ってことだよねと。そして、雑誌の内容以上に販売員の方に力をもらっていると思います。私が名駅や栄に行くのは頻繁ではありますん。でも、いつもの場所に同じ笑顔でいて下さると、自分も頑張らなければと思います。もちろん、頑張られた結果としてビッグイッシューを卒業されるかたもあると思いますが。今日も、デパートを10分ほどうろうろしただけで、多くの物と人にへとへとになった私を癒してくれたのは販売員の方の笑顔でした。THE BIG ISSUEという看板を見かけたら、興味のある方、是非!私の、大切な雑誌です。
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新聞記事より
読売新聞に医療ルネサンスというシリーズがあります。様々な診療科の疾患について、最新の情報を一般の方に分かりやすく解説しています。10月3日までは、最近のうつ病事情について取り上げていました。詳しい記事の内容は、読売新聞・医療ルネサンスで検索して読んでいただくのが良いと思いますが、うつ病にも幾つかのタイプがあること、タイプごとに治療法が異なること、それらを適切に判断して治療を進めていく必要があることなどが書かれていました。特に、最近増えている非定型うつ病について、休養したほうが良いとは限らないという点は、これまでのうつ病治療イコール休養という考え方とは大きく異なる点だと思います。非定型うつ病に限らず、休養(仕事を休み、自宅療養するという意味、特に数か月に、わたる長期の単位で)をとるか否かの判断は、患者さんとよく話をしながら慎重に決定する必要があると私も感じます。ただ「仕事を休んで下さい」ではなく、今の環境で、生活や仕事の仕方、考え方において工夫できるところはないかを患者さんと一緒に考えることができればと思います。しかし、メランコリー型うつ病では、症状によって、初診から早い段階で休養を必要とすることもあり、その判断は非常に難しいところです。患者さんとの対話が大切。と、改めて感じている今日この頃です。
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寂しいです・・・
休みの日のお昼ご飯は家族でスガキヤ!という東海人は少なくない筈です。
今日のお昼の私も、迷うことなくスガキヤを思いつきました。いつも行っているスガキヤを家族に提案すると、全員賛成とのこと。そしてお店に到着。注文を済ませ、席に座り、ぼんやりレジ周辺を眺めていた時です。「9月23日で閉店します。これからは〜店をご利用ください」という張り紙!!!。もちろんスガキヤは他の所にもあります。でも、そのお店は特別なんです。ショッピングセンターに入っているのではなく、路面店で落ち着いた雰囲気。そして、お店の方が(皆さんとても勤務歴が長い気がします)とてもきちんとしていて感じが良いんです。味も、他のスガキヤより美味しかったんです!。私は子供の頃からお世話になり、今では娘も一緒にお世話になっていました。本当に寂しいですが、お店の方にお礼を伝えることができて良かったです。どんな別れも、別れの作業がなくては心の整理ができませんから。
スガキヤ上社店の皆さんとお店さん、長い間お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
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思い出って?
夏祭りの金魚すくいですくった金魚さんたちが、水槽の中をくるくると泳いでいるのを見ていて、子供の頃を思い出しました。当時、私は保育園児だったと思います。住んでいた家、生活の状況(両親が自営で商売をしていたので、我が家は常に大忙しでした)、忙しいのに金魚の世話をしてくれた父、倹約家なのに金魚の餌や水槽の付属品には気前の良かった母。普段は決して思い出すことのない思い出です。人は、心の中に小さなアルバムを持っていて、ふとした時に、その中の1ページを開きます。もちろん、良い思い出も、思い出したくないような悪い思い出もあります。思い出は自然に思い出されるようで、実はページを選んでいるのは自分自身かもしれません。今直面している状況がさほど苦しくなく、自分の心が穏やかであれば、静かな温かい思い出を。何だかやることがうまくいかない時は、その原因にしたくなるような思い出を。自分を奮い立たせたい時は、苦しかったけれど頑張った思い出を。どんな思い出も自分の大切なものだと、愛おしく思えたら、開くページと、ページを開けている時間の長さを無理なく調節できるようになるのではないかなー・・・と。
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開院して1か月
開院の7月14日から一か月経ちました。
開業は、メンタルクリニックというものが、世の中にほとんど存在しなかった、高校2年生の頃からの夢です。しかし、開業そのものが夢ではないのです。誰でも気軽にかかることができるクリニックで、そのクリニックは、ほっとできる場所であること。そして、何よりも症状を改善させることができなくては意味がありません。患者さんが悩みを話し、私が聴く,患者さんが症状を訴え、私がその方に合ったお薬を考える。そのどちらにも、謙虚な気持ちと日々の勉強が必要です。・・・と自分に言い聞かせつつ、一か月経過したことをスタッフと労い合いました。


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